スマートグリッドの課題

2010年8月29日admin

スマートグリッドが普及するまで5~10年かかると予想されますが、
それまでに解決すべき代表的な課題は以下のようなものです。

1.関連技術の標準化

スマートグリッドの技術は未だ標準化されていないといってもよいでしょう。
米国、欧州、中国などが標準化に向けた取り組みを進めており、日本はそれに続く形となっています。

経済産業省はスマートグリッドの国際標準化を目指し、
日本企業が優位にある「26の重要アイテム」を選定し3年以内に国際規格としての成立を目指しています。


2.蓄電技術の開発

ピークシフト(供給と需要のギャップを調整する方法)による電力の有効活用には、
需要が少ない時間帯の余剰電力を貯めるための「蓄電」の技術が必要になります。

しかし、インフラとして利用するには性能面でもコスト面でもクリアすべき課題が残っているといえるのが蓄電技術の分野です。



3.セキュリティ対策

電力網の情報通信経路が強化されると、当然サイバー攻撃された際の被害範囲も大きくなります。

簡単にいうと、パソコンやWEBサイトがハッキングされるように電力網がハッキングされたり、ウィルスに侵入されたりする恐れがでてくる訳です(正確に言うと今まで以上に大きくなるという事)。


これに対する対抗策の策定と普及が今後の課題ということです。


4.構築コスト

日本では、2030年までにスマートグリッド費用として最大6兆7千億円が必要と経済産業省の試算しています。単純に20年間で割っても年間予算は3000億円が必要となります。

このコストをどうやって調達するのか、政府の追加予算か、電気ガス料金の値上げか。

米国ではオバマ大統領が追加経済対策としてスマートグリッドへ約3000億円の予算追加を行ったとのことです。

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