東京電力と東芝やソニーエナジー・デバイスなどの重電、電機メーカーが共同で
スマートグリッドのコア技術「蓄電池」に関連した研究プロジェクトを開始します。
研究期間は今年10月から3~5年。
事業費は約15億円で最大で3分の2を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が補助します。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
研究内容は以下です。
1.リチウムイオン電池システムインターフェース標準化・海外展開の研究開発
仕様や性能が異なる様々なリチウムイオン電池システムを使って、、
定格出力・定格容量・充電状態等の情報を把握するインターフェース(データ規格、通信プロトコル)の標準化を行う研究。
2.蓄電集配信システム開発
分散配置された蓄電池を集合化し、充電状態の集約、充放電指令の展開を行う蓄電集配信システムの研究。
3.系統協調デマンドサイド蓄電池システムの研究開発
電力会社からの需給調整と、複数の蓄電池や蓄電集配信システムを制御する、「蓄電池監視制御システム(蓄電池SCADA)」の研究。
4.需要家設置の既設大容量蓄電池による系統対策への活用可能性評価・システム標準化の研究開発
東京電力が保有する3ヵ所(大規模工場、大規模商業ビル、大規模ショッピングセンター)のNAS電池に周波数変動対策機能を追加し、
再生可能エネルギー大量導入時の電力系統の周波数変動問題の対策について研究を実施。
その他の研究内容の一覧はこちらです。
■要素技術開発(地域レベル実証)
1 需要側蓄電システムの統合化技術開発
2 自動車用リチウムイオン電池技術を応用した定置用大型蓄電システムの研究開発
3 車両からの放電技術を用いた EV、ソーラ電力充電システム、EV 予約/配車システムを利用したエネルギーマネージメントシステムの研究開発
4 集合住宅における燃料電池、蓄電池を組み合わせたエネルギーマネジメント実証 及び 蓄電池付電気自動車用急速充電器および複数蓄電池の共同利用の研究開発
5 ①創エネ・省エネ機器と蓄電池付き HEMSの連携及び V2Hシステムの研究開発と実証検証
6 商用施設用蓄電池付きBEMSと商用車、EV/PHVの連携システム研究開発と実証検証
7 施設ナノグリッドを対象とするビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)の開発
8 戸建住宅における太陽光発電の効果的活用のための蓄電池利用技術と上位システムとの結合化技術の開発と実証
9 EV向け充電インフラ及び車載装置の研究開発
10 地域節電所を核とした地域エネルギーマネジメントシステムの開発
11 リチウムイオン二次電池を用いた住宅用およびコミュニティ用の電力貯蔵システムの開発とエネルギーマネージメントに関する実証研究
■要素技術開発
1 CEMS 系統協調デマンドサイド蓄電池システムの研究開発 蓄電集配信システム開発 及び ガバナフリー機能付蓄電池システム
2 BEMS 複合電力貯蔵対応 Advanced BEMSの研究開発 ビルPV用蓄電システムの研究開発
コンパクト&スマートシティの核となる大型商用施設向けの蓄電池システムの EMS 開発
3 FEMS 産業用デマンド型 蓄電池・太陽電池複合システムの研究開発
4 HEMS 高安全な10kWh級住宅用蓄電システムの研究開発
5 EV関連 次世代サービスステーションにおける蓄電・充電統合システムの研究開発 電気自動車に搭載した蓄電池を他用途に利活用するための要素技術の研究開発
6 標準化 リチウムイオン電池システムインターフェース標準化・海外展開の研究開発
■共通基盤技術開発
1 蓄電池を用いたエネルギーマネジメントシステム性能評価モデルの開発
2 需要家設置の既設大容量蓄電池による系統対策への活用可能性評価・システム標準化の研究開発
3 車載蓄電池の性能評価手法の技術開発
参考:「『蓄電複合システム化技術開発』に係る委託先の決定について」



